滅亡のための前奏曲 第3幕



我らがFoAのHPにて終末の信徒が紹介されているが、
FoAの信徒はこのブリタニアの各地に散らばっている。

あそこに紹介されているのは、ほんの一握りの実働部隊でしかないことを、
騎士たちは気がついていないようだった。


そう、徳とか理念とか、そんなお綺麗な言葉で納得できる人間は幸せな人間だけ。
己の中の欲望や感情から逃げようとしても、人間、自分からは逃げることはできないもの。
そんな人間にたいして、お綺麗な言葉なんかは毒にはなっても薬にはなりはしない。

全てを破壊し、新しい世界をつくることへ望みをかける。
そのためなら、駒になってもかまわないという人間がいることを、騎士たちは理解しようとさえしない。

司教に心の隙をつかれただの、誑かされただの・・・そういっているうちは
われらFoAに勝てるわけがないのにね・・・・・ふふふ・・・・


そう、わがFoAは実働部隊以外にも信徒がおり、彼らは資金を提供したり、
時には諜報活動をおこなったり、それぞれの役割を果たしている。

その諜報部隊から、SRとSSTの会談の様子をつかんだという情報がはいったのさ・・・・


諜報員から届いた会談の様子


SR・・・・黒騎士団の特使は、元HKVのチャーリー卿。SRはHKVとは対極な騎士団であるため、
摂政スパークも驚きを隠せない様子だった。




SRの望みはYewをSRの所領であると、SST、GDM,HKVに承認を得たいということ。
アウトローが逃げ込み、統治の難しい地方だからこそ、この三国の承認が得たいようだった。



即答を避けようとする摂政スパーク。

勢いのある新興国に落日の大国が圧力をかけられる気持ちがわかったような気がする・・・
など、そのような発言をもらす。

実際、式典=調印ではなく、その場で話し合いをし、調印の可否を問うということになるため、
出席を了承するスパーク氏。




その後、酒を勧めるも黒騎士たちは団長への報告があるため・・・と、SSTを後にした。

諜報員は早速、この得た情報を司教さまのもとへと知らせたのである。

ここまでの画像提供はFoA諜報員のものです


そして・・・・・諜報員から届いた情報に、司教さまはさっそく、実働部隊を呼び寄せた。


FoAの支援者が提供する家にて


諜報員の活躍により、会談の内容は判明した。しかし・・・・黒騎士団団長から、
摂政へと渡された密書の内容が気にかかる司教。
密書を手にいれるため、実働部隊を率いて、SSTへと向かう。


SST酒場は中立地帯であるため、口撃はともかく攻撃は許されていない。

そのために、スパーク氏を酒場よりひきずりだす必要があった。
実働部隊の中でも選ばれし者が、命の危険をかえりみずにSST酒場へと向かい、
他のものは姿を隠してスパーク氏が現われるのを待つことにした。


SSTへと向かう者を激励し、送りだす・・・・

スパーク氏は酒場にはいなかったようだった・・・・。しかし、気のいい人たちが彼を呼び出してくれたようだ。

だが、さすがは摂政スパーク。心あたりがないといい、酒場から出ようとはしない。

われらは仕方なく、騎馬、帯剣のままSST酒場へと向かい、スパーク氏を取り囲む。




さすがに酒場で、話を勧めるわけにはいかないため、SST城へと再度場所を移す。

サイゾさんとユイコさんと共に姿を現したスパーク氏は、
SST城の床に並んだバルクオーダーブックに声を荒げた。

彼は・・・・我等がこの本を床に散らかしたと思い込んだらしい・・・・


スパーク氏はBOBを知らなかった・・・

サイゾ氏やユイコさんにまで、あきれられるスパーク氏。

そして、司教さまはスパークへとSRとの会談、密書について問いただした。




しかし、そう簡単に口を割るスパーク氏ではない。それは予測できたことであるが、
彼一人でここを訪れなかったことは、我らにとっても好都合。

スパーク氏を気絶させている間、サイゾ氏は逃走したが、ユイコ嬢を捕虜にすることに成功したのだ。


ユイコ嬢を人質に、密書を手にいれることにしたFoA


気丈なユイコ嬢は、我らの言葉に首を縦に振らず、反対にFoAをなじった。
そのたびに、殺さない程度に拷問をくわえるFoA。

その場にいあわせたプラティ嬢を使者として、密書を引き渡すようSSTへ要求する。

自分はどうなってもいいとユイコ嬢がいくらいったところで、
甘ちゃんなSSTの連中が、ユイコ嬢を見捨てられるわけがないのだ・・・・


そして、城の屋上にて。
人質の姿をみせ、司教さまはひきかえに、密書を差し出すようSSTの面々へと要求する。




またそのとき、この余興を知った魔王軍も援軍として駆けつけた。



もちろん、SSTの人々が妙なことをしたら、人質の命は即座になくなることになる。

サイゾ氏とシルバーレイ氏のみを迎え入れ、密書を手にいれた・・・・が・・・・


式典が終了するまで、ユイコ嬢をもてなすという司教


そう・・・密書は手にいれたとはいえ、これが改竄されていない証拠がない。
騎士たちは、偽物をこちらへ渡している可能性がない、とはいえないのだ・・・・・・


約束が違うと抗議するSST。しかし、騎士たちはミスティックアーツの引渡しの時にも、
Violetの剣を偽物とすりかえていたという前例もある。

そして・・・人質のユイコ嬢がいきなり、逃亡しだした!
即座に毒が叩き込まれ、とりきちは後をおい・・・いきおい余って城の外へとでてしまう。

ユイコ嬢が気絶したと同時に、戦端が開かれたのだ!


城内では激しい戦闘が繰り広げられる。
司教さまはシルバーレイに追いかけられるが、余裕で撤退をされた

「せめておまえくらいはっ!」

とりきちの姿を見つけたシルバーレイに追いかけられ、GDMのロザリンド公女以下、SSTの勇者たちが
とりきちを追い詰めていく。


(下っ端一人にみんなして攻撃してくるねぇ・・・)


パラライズによって体の自由を奪われ、サイゾ氏がパラライズフィールドで行く手を防ぐ。
そしてとりきちは、気を失った・・・・・・・・・


気がついたとりきちを、SSTの面々が取り囲む。
ここで捕虜としたいところなのだろう。だが、彼らとても、下っ端を捕虜にしたところで何の意味もないことは
わかりすぎるくらいわかっていた。


城の2階では、まだ撤退できずにいたFoAの信徒の姿があった。
追い討ちせず、驚くことにサイゾ氏は、密書の本物といって写しをとりきちへと渡した。


「ボクは姉さんが帰ってきたから・・・約束は守る」




世界が灰になる前に、FoAを灰にする!と宣言するサイゾ氏。


しかし・・・彼はわかっているのだろうか?仮に今のFoAを滅ぼしても、
この世界では新たなFoAが生まれるだけ。

司教さまさえ倒せば平和が手に入る。そう断言しているロザリンド公女のいうように
いくなんて考えは甘いだけだとわかっているのだろうか・・・・。


そう、世の中が平和だったならば、FoAは生まれない。
そもそも、平和と騎士たちが思い込んでいること自体がただのまやかしであることを・・・


新たなFoAが生まれれば、それも灰にする!と宣言するサイゾ氏。
そのまっすぐな意思に、とりきちは苦笑をもらした。

「知っている?竜を果てしなく追う者は、いつの間にか竜になってしまうって話・・・・」

竜を狩ろうと追い続けた者が、気がつけば自分自身が竜へとなりかわる寓話がある。

そう。そうしてすべてを灰にしていこうと追い求めるうちに・・・・・
新しいFoAに、サイゾ氏がいつしかなっている可能性があるのだ。

とりきちの言葉の意味をわかったのだろう。

「それでも・・・ボクは・・・・・」

決意を新たにするサイゾ氏と、それならそれで面白いと頷く騎士たちだった。



オ・マ・ケ


SST城にて、スパーク氏が姿を表すのを待っているとき。
一応、みなで、ハイド&インビジ中に、プリムちゃんが秘薬がなくて姿が隠せぬといった時・・・・・・

居合わせた人々は姿を消しながらも、床に秘薬を置いていった。


その様子にプリムちゃんは、感嘆の声をあげる。

「秘薬が・・・・・沸いてくるっ」


誰かが「これが本当の魔法です」といったが、光景を眺めるプリムちゃんに、グラン卿が姿を表した。

秘薬拾いを促すグラン卿


しかし、このときにはスパーク氏が姿を表さず、みなでSST酒場へ向かったのであった・・・
せっかくハイドしていたのに、残念なとりきちだった・・・・


そして、あるFoA支援者の家にて。





バルコニーからの眺めを独り占めしようと、とりきちが入ってこれないように
フィールドをはる司教さまの姿があった・・・・・


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